先輩なんて知りません!!

「お前さ。もう少し自分で考えるってことを覚えろよ。これ中一の問題だぞ?」


笑ったと思ったら今度は不機嫌そうに眉間に皺を寄せる。


先輩って意外と表情がコロコロと変わるんだなぁ。


なんて、思ってるとピシッと音がして次におでこに痛みがきた。


「先輩…痛いです」


あたしはおでこを両手で押さえながら少し涙目で先輩に訴えた。

「お、お前!」

「なんですか?」

先輩が何かを言いたげな目であたしを見てきたけどなんだろう?


「おっお前が聞いてないのが悪いんだろが。
さっさとこの問題を解けよ!」


先輩はぶっきらぼうに言うとノートをあたしに差し出す。
そしてプイっと顔を背けた。


顔を背けた先輩だけど耳はなんだか赤くなってた気がした。


変な先輩…


あたしはそう思いながらもノートに目を向けた。