先輩なんて知りません!!

トゥルル~ トゥルル~

電話の機械音聞きながら聖ちゃんが電話に出るのを待つ。


その音を3回聞いた時にやっと聖ちゃんは電話に出てくれた。


『なに?この時間に電話ってもうちょっと考えてくれない?』

聖ちゃんの第一声はあたしを咎めるものだった。


あたしはちらっと部屋にある時計を見るとまだ8時を過ぎたところだった。


「そんな事言ったってまだ8時過ぎた所なんだけど…」


聖ちゃんに対して抵抗を試みたら…


『そんなの知ってるわよ!ただ真智との電話は長いから寝るの遅くなるじゃないの!』


聖ちゃん。その言い方はあんまりです。

ずーんと沈んでいると今度は優しい声が聞こえた。


『さっきのは冗談として。話ってなに?』

「聖ちゃん!」

嬉しさのあまり泣きながら名前を呼ぶと、

『話ないなら切るよ!』

いつもの聖ちゃんの声がして「すみません」といいながらさっきあった沢城さんのメールの事を話した。