私は駒村 真智(コマムラ マチ)。
苦労して入った青海学園に通えると思うと物凄くウキウキとした気持ちで歩いていた。
隣には中学校の頃からの友人・伊藤 聖(イトウ セイ)が呆れた顔で私を見ていた。
「まさか、あのおバカ代表だった真智が青海学園に入学できるとはね」
「聖ちゃん。私はバカなんじゃなくてアホなんだよ! そこは間違えて欲しくないな」
全く。人がウキウキしてると言うのにバカ呼ばわりは酷くない?
ムウとした顔で聖ちゃんを見ると聖ちゃんはあまりにも憐れな目を私に向けていた。
「真智を相手にしてたら馬鹿らしくなってきた。
それよりもあんた気をつけなさいよ?」
「何が?」
突拍子もなく気を付けろと言われても何を気を付ければ良いのかはわからない。
「あんたは何も知らないの?」
「知らないって何の話かもわからないのに答えようがないじゃない。
」
今考えれば、この聖ちゃんの言うことをちゃんと聞いていたら先輩に会う事はなかったのだと思う。
苦労して入った青海学園に通えると思うと物凄くウキウキとした気持ちで歩いていた。
隣には中学校の頃からの友人・伊藤 聖(イトウ セイ)が呆れた顔で私を見ていた。
「まさか、あのおバカ代表だった真智が青海学園に入学できるとはね」
「聖ちゃん。私はバカなんじゃなくてアホなんだよ! そこは間違えて欲しくないな」
全く。人がウキウキしてると言うのにバカ呼ばわりは酷くない?
ムウとした顔で聖ちゃんを見ると聖ちゃんはあまりにも憐れな目を私に向けていた。
「真智を相手にしてたら馬鹿らしくなってきた。
それよりもあんた気をつけなさいよ?」
「何が?」
突拍子もなく気を付けろと言われても何を気を付ければ良いのかはわからない。
「あんたは何も知らないの?」
「知らないって何の話かもわからないのに答えようがないじゃない。
」
今考えれば、この聖ちゃんの言うことをちゃんと聞いていたら先輩に会う事はなかったのだと思う。


