「そんな学校で有名な不良に声をかけるお前はなんのつもりだよ!」
さっきの悲しそうな顔とは打ってかわって沢城さんは怒鳴る。
この人は怒鳴ることしか出来ないのだろうか。
「だって沢城さん怖くないもん」
あたしは直感でだけど皆が言うほど悪い人じゃないんじゃないかって思ってしまい、つい口からそんな言葉が出てしまう。
「はぁ? お前はバカか!?」
すると沢城さんは顔を真っ赤にしながらも私を怒鳴りつける。
「そんな顔を真っ赤にして言われても怖くないです」
「うるせぇ。…つーか、何でお前はここに来たんだよ」
顔を赤いのを誤魔化すかのようにそっぽを向く沢城さん。
それが可笑しくてクスクスと笑ってると、
「笑うんじゃねぇ!」
また怒鳴られた。


