先輩なんて知りません!!

ハァハァハァ


あたしは裏庭から全速力で昇降口に向かうと呆れた顔をした聖ちゃんが待ち構えていた。


でもあたしは走ってきたので呼吸があらく、一生懸命新しい空気と古い空気を入れ換えていた。


「真智。あんたどこに行ってたのよ!」


そんな聖ちゃんの怒鳴り声にも反応出来ない。


聞く耳を持たないあたしに聖ちゃんは更に呆れた顔をしながら溜め息をついていた。


そんな態度にならなくてもいいじゃない! こっちは呼吸を整えようと必死なんだから。


「もう、いいわ。とりあえず教室に行くよ!」


聖ちゃんはそう言いながらあたしの右手を引っ張って歩きだした。