俺は今、誰かん家の石垣の上で沙姫を待っている。まぁ、いわゆる待ち伏せってやつ。決して、ストーカーではない!!帰り道が本当に一緒なだけだ。ベタな話、俺と沙姫は隣近所。だけど、幼なじみではない。沙姫は、中2の時に、隣に引っ越してきた。たった約2年の関係だが、沙姫とは仲良く?やっている。と言うのも、母さん同士が親友だった。だから、俺の家に沙姫は、頻繁に出入りしていたし俺も、沙姫の家に出入りしていた。

沙姫が来る方向をチラッと見ると、沙姫がボーと空を口を開けながらやって来た。

来たな。ぷっ。相変わらず、口開けて、間抜けな顔してるな。驚かしてやろか。やべー。ニヤケが止まらねぇ。

「おい。」

俺は、沙姫を飛び越えるように石垣から飛んで着地した。

うぉー。痛い。結構、痛い。高過ぎたな。うん。