「ごめんごめん!遅くなっちゃった」
玄関を出て拓海の前に走って行った。
「忘れもんねーな?」
意地悪を言ってもちゃんと私のこと気にしてくれる拓海に感謝ッッ!
「うん。」
「ホータル♪」
「何?那奈?」
玄関の隣に立っている桜の木をバックに那奈が笑っていた。
「写真撮ろう?ホラ拓海も!」
カメラをどこに置くか那奈が決めながら叫んだ。
「俺撮ろうか?」
拓海が那奈の所へ走って行った。
「大丈夫。タイマーで撮るし。3人で一緒に映らなきゃ意味ないしね♪」
右手でピースして笑った。
「那奈・・・・なんかあった?」
いつも元気な性格の那奈だけど、今日は無理して笑っているように見えた。
「え・・・」
「俺もそう思う。お前なんか無理してるだろ。」
拓海も気づいてたんだ・・・

