男装女子の学園日記




「ま、高校でホタルが恋と出会うことを期待してるよ。」

ニヤニヤ笑いながら那奈が言った。


「出会わないと思う。てか、一生出会えない気がするんだけど・・・」

これは、冗談抜きで。マジで。初恋まだだし。

「そんなこと言ってると本当に出会えないよ。ホタル、可愛いしモテるんだからもっと自信持ちなって。」


那奈・・・那奈みたいな美人さんに言われてもただのお世辞としか思えない。てゆーか、お世辞ってのがバレバレ。

「モテないし、可愛くないから。私は那奈がいればいいし。」



「もー!可愛いなぁw」



「だから、可愛くないって!」




「可愛い!ね?拓海さぁん?(ニヤッ」



「はっ!?////なんで俺に聞くんだよ」



「えー、可愛いなって一番思ってるのはどこの誰ですかー」


「そんな奴いないでしょ。拓海はもっとあり得ないよ。那奈どっかおかしいんじゃない?」



「とにかく、ホタル!準備できたんなら行くぞ。」



「え・・・ 「準備出来てなくても行くけど。」



私の言葉をさえぎって拓海が喋る。



「30分でいいから待って!」


そう言って、拓海を部屋から追い出して那奈と一緒に荷物をまとめた。