HAPPY CLOVER 1-好きになる理由-

 とにかく元気になってしまったので翌日は重い足取りで登校する。

「おはよう、高橋さん。元気になった?」

 私の隣の席には当然だが清水くんがいた。

 私は心臓がドキドキしすぎて胸が痛いのをこらえながら、できるだけ平静を装ってそっけなく返事をした。

「おはようございます。もう元気です」

 これだけ言うのも冷や汗ものだった。朝からこんな調子じゃ、今日一日どうやって過ごしたらいいのか!?

「滅多に休まないのにどうしたのかなって心配だった」

 私は驚いて隣の席を見た。私が滅多に休まないことをなぜ知っているんだろう。しかも「心配だった」って……

「ちょっと、大丈夫? まだ熱あるんじゃない?」

 清水くんの顔を見たら頭がぼーっとなってしまった。まずい。これはかなりまずい!

「だ、大丈夫。……たぶん」

「ホント?」

 そう言って清水くんは何気なく私の額を触った。



「…………!!」



 私の表情を見た清水くんはすぐに手を引っ込めた。そして顔をこわばらせる。

「ごめん」