心臓の音が聞こえる



あたしのじゃない音



気づけばあたしもダイちゃんの背中に手をのばしていた



ダイちゃんはあたしを思いっきり抱きしめてるし…



リビングでよく堂々とできてるなと自分でも思う



『なぁ、ユキ…』



ダイちゃんの声はいつもと違って耳元で聞こえた



『なーに?』



『俺、明日も明後日もずっと…一生このままがいい』



『トイレはどうするの?』



『行かない』



『我慢するの?』



『それか、漏らす』



『あははっ!臭いじゃん。お風呂は?』



『入らない』



『もっと臭いよー』



『それか、トイレも風呂も一緒に入ってもいいんだぞ』



『ダイちゃん、怒るよ』



『あはは!ごめんごめん』



抱きついたまま、こんな話するの初めて。



なんか…楽しいな



幼稚園の頃に戻ったみたい



ダイちゃんの胸あったかいな…



なんか…眠くなってきた…