『ユキ…』
ダイちゃんがあたしの名前を呼ぶ
完全に眠っているみたいだ
リビングのソファーにうずくまって寝てる
『ダイスケのやつ、今、ユキ…って言ったよな。あいつ夢でもユキと手つないでんじゃねーの?』
タロウがニヤニヤしながら言った
『それならそれで嬉しいよ。』
『………だからユキはダメなんだよ』
『へ…?』
初めてタロウに怒られた
『そうやって中途半端だから、ダイスケがお前のことあきらめきれないんだろ…』
ダイちゃんがあたしのことを好きなのは前から知っていた
タロウやソウイチが話してるのを聞いてしまったから。
『そんなこと言われても…ダイちゃんもソウちゃんもタロウも同じくらい好きだから…』
『突き放してやらないと、ダイスケがずっと苦しいままだぞ』
いつも笑ってるタロウが真剣な顔になった
『分かってるよ…』
でも、突き放すって…
突き放したらもう仲良くなれない気がしてしまう

