ダイスケはあたしと仲良くなったときのことなんて



覚えていないと思う



でも、あたしは鮮明に覚えてる



高1の春



あたしは1人で帰っていた



あの公園の前を通ろうとすると



ベンチに誰かいるのが見えた



幽霊…じゃないよね



気になったあたしは公園に入って



ベンチに近づいた



そこに、ダイスケが寝てた



『…この人、3組の人?見たことある』



独り言をつぶやくと



『ん…ぬあああ!』



ダイスケが急に起きた



ばっちり目が合う



『あ…あの!あたし…!』



必死にごまかすと



『あははっ!寝てるとこ見られてたのか』



『たまたま…通りかかったら!』



『そうなんだ。隣のクラスの子だよね?』



『うん』



なんか自然に話せてた