動揺を隠せない
自分でも顔が赤くなっているのが分かった
下を向いて汗をぬぐっていると
『君がケガした人だね。うわ…膝いたそー』
ユリアは瞬時に僕の顔をのぞきこんだ
『……!?』
僕が口をパクパクさせていると
『あ!入学式で会った…ソウイチだよね!?』
と笑顔になった
『あ!ユリア、ひ、久しぶり!』
『久しぶりだね!もうあたしのことなんて忘れてるのかと思ってた』
『忘れないよ!』
あまりにも僕の顔が必死だったのか
ユリアは少し微笑んで
『ありがとう』
と言ってくれた
ユリアは傷を丁寧に消毒してくれて
絆創膏を貼ってくれた
僕は嬉しくて嬉しくて仕方なかった

