それから少し経って
高2の体育大会のときだった
『ソウちゃん大丈夫?』
徒競走でビリのうえにゴール目前で派手にこけた僕は
膝から血を流していた
『大丈夫大丈夫!』
『保健委員のとこまで一緒に行こうか?』
『いいよ。ユキはここにいなって』
『そう…?』
『うん!行ってくる』
ジンジンする膝を一歩ずつ持ち上げ
やっと保健委員のテントについた
『すいません…』
保健の先生に事情を話し、席に座らせてもらった
『私、次が出番だわ!職員リレーに行かなくちゃ!あとは生徒にまかせるわね』
そう言って消えてしまった
その代わりに現れたのは
ユリアだった

