『あ。じゃあ、一緒に探しますか』 『そうだね!2人のほうが心強い!』 天然なのか、そうじゃないのか分からないこの人に 俺は一気に引き込まれていった。 廊下をうろうろしていると 『ねぇ、名前なに?』 と女の子が聞いてきた。 『ソ、ソウイチです』 『ソウイチ!いい名前!』 多分、お世辞であろう言葉もその人が言うと すべてホントのことに聞こえた。 『あ…名前…』 俺が聞くと 『ユリア。よろしくね、ソウイチ』 と言って、俺の手を握って走りだした。