『落ちつけ…!』 止めに入ろうとしたけど、遅かった。 パン…! ユリアがユキをぶった。 ユキは手で頬をおさえながら、驚いている。 驚きの顔はすぐ泣き顔に変わった。 俺はユリアを強く押し、ユキから引き離した。 『ユリア!もう、やめてくれ…!』 歩道を通る人は全くおらず、この騒動を知る人はいない。 俺はユキの頬を触った。 少し熱い。 ユキただ、涙を流すだけ。