『1カ月くらい前に付き合ってる先輩の家に行ったの。 そしたら、後から他の先輩たちが2、3人くらい来て… 最初のほうは優しかったんだ。 でも…練習があるから帰らなきゃって言ったら みんな豹変して…抵抗しても、ダメで…何もできなくて…』 ユキの呼吸は少し荒くなった。 『もういい。もういいよ、ユキ』 ソウイチはユキの背中をさすった。 『もう何も怖がることない…俺たちがいるから』 初めてみた。 ソウイチの真剣な目。 タロウの笑っていない顔。 俺は…ユキに何ができる?