そんなある日のことだった。


「ちょっと付き合って」


祥子に手を引かれ、

どこかに連れていかれた。


・・・・

クレープ屋さん?



「何でおれを誘うんだよ」



ため息をついた俺は、

祥子を見つめた。


「しょうがないじゃない。

友達が、急用で行けなくなったんだもん。

すご~く食べたくて、

でも、一人じゃつまんないし」



「・・・まったく。

ほら、行くぞ?」


「うん!行こう行こう」