もしかしたら、

琉生ってやつが、

春美の家に行くんじゃないかと思って、

図書館に誘った。


優しい春美は、

何の迷いもなく、

一緒に行ってくれた。


・・・

本を探し、

春美の座っている席に行くと、

席を外していた。

・・・その時だった。


机に置かれた春美の携帯が、

なりだした。


・・・


どうやら、メールみたいだ。


液晶に、


『琉生』

と、書かれていた。


・・・