けたたましいブレーキ音。

周りの人たちの悲鳴。


・・・


「・・・琉生」


祥子が俺を見た。




「・・・焦ったぁ。」


二人とも、

ケガ一つなく、

無事だった。



・・・・


「琉生、どっか痛いの?」



祥子が俺に心配そうに聞いてきた。