オレはベッドに寝転んで、

手話の意味を、

ずっと考えていた。


・・・・


しばらくすると、

携帯が鳴りだした。



「もしもし」



「祥子だけど」



「・・・なに?」



「今から、駅前に来て」



「・・え?」


「じゃあ」


「ちょ?!」


・・・・携帯が切れた。


こんな時間に、何の用なのか。

オレは、とにかく、

言われた場所に行くことにした。