「あなたが自分で、

探し出して」



「田中先生」




「なあに?」




「オレ、春美が、好きなんでしょうか?」




「さぁ・・・

それは、あなたの心が

一番よく知ってるんじゃない?」




田中先生は、

それだけ言うと、


公園を後にした。