振り返った春美ちゃんの目から、


涙が落ちた。



・・・


泣かないで。




泣いてほしくない。



君は、笑ってるのが、


オレは、一番好きだから・・・・






春美ちゃんは、


オレの手を振り払うと、


病室から出ていった。



・・・

まだ、怪我が治っていなかった俺は、

追いかけることもできなかった・・・