?!

誰かが、

私を呼んだ気がした。


・・・

聞こえるはずないのに、

でも、

その聞こえるはずもない声が、

聞こえたことが気になって、


辺りを見渡した。



・・・・・

琉生。


道路の向かいの歩道から、

琉生が走って渡ってきていた。



・・・・?!


今、

私の目の前で、

何が起きた?!

私は、無意識に、


「あ~~~~~~~!!」

出したこともない声を出して、

走り出した。

・・・・琉生!