お幸せに・・・・


そんなこと思ってない。


琉生の横には、


私がいて、


二人で笑いあってるのが、


それが、なにより


『幸せ』



・・・・


私はひたすら走った。


汗をかきながら、

気が付いたら、学校についていた。

・・・・

こんなことできるんだ。

私は泣きながら、

でも顔は、笑顔だった。


「春美?」


俯いてる私の肩を両手でそっと

田中先生が、優しく包んだ。