「その足が治るまで、

送り迎えしてもいいかな?」


琉生の申し出に、

悪い気がして、

私は断った。



「…遠慮してる?」


遠慮してるのもあるけど、

あって間もないのに、

そこまでしてもらうのも悪いし。


「・・・

強制的に、OKってことで」


琉生は、断る私に、

半ば、強引に、

送り迎えしてもらうことに

なってしまった。