晴の思い出

幼稚園へは防護服を着て通い、


両親の実費負担で園内全ての窓にフィルターが貼られていた。


外に出る時は防護服着用が決まりとなった。



幼稚園はそれなりに楽しかった。


たまにからかわれたりしたけど、いつも誰かが守ってくれた。




一番寂しかったのは、


プールの時間。



さすがに防護服ではプールに入れないから


１人でお留守番。


友達のはしゃぎ声を聞きながら私は

"寂しくない"ふりをしながら絵本を読んだりして待っていた。






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