しばらくして隣で人の気配がした。
麗歌帰ってきたかな?



「おかえり」
「ただいま」




え・・・?






麗歌の声とはまるで違う。
低くて、でも優しくて、懐かしい・・・







ゆっくり横を見ると
4年前に空港で別れた彼が座っていた。

「ただいま・・・」




スクリーンの光が私たちを照らす。
ハッキリ見た4年ぶりの彼。










「な・・つめ・・・」