今日はなつめがフランスに行く日。
正直どんな顔して会えばいいのか分からなくて、どうすればいいのか分かんなかった。



「いちご。何て顔してんのよ。
 なつめ君が見たら笑われるわよ?^^」




隣に座ってるお母さんが声をかけてきた。


「なつめと離れることなんて無いと思ってたのに・・本当は止めたかった。でも、なつめの決 意を見てたらそんなことできなくて・・」




お母さんは私の左手に手をのせて言った。



「そばにいて気づくことはたくさんあると思うわ。でもね?離れてからも、大切なことに気づ くこともあるの。なつめくんは、勉強と一緒にそれを確かめてくるんじゃないかな?今まで そばにしかいなかったいちごの・・大切さを」



「お母さん・・・」


お母さんはいつも私を一番に考えてくれていた。何があっても離れないでくれた。


本当にありがとう・・・








「いちご」


私の大切な人・・・