薬指にほんのり冷たい感触・・・
私は涙がポタポタとたれてくる。
「帰ってきたら・・俺と、
結婚してください・・・
これはそのための予約と魔除けかな」
なつめは耳まで真っ赤にして微笑んだ。
私はたくさん出てくる涙をこらえて首を何回も振った。
もちろん縦に・・・
「帰ってきたら何でもわがまま聞いてやる」
やさしく抱きしめてくれる。
「いつも聞いてもらってるよ?」
「いいこにしてろよ」
やさしく頭をなでてくれる。
「してるよ」
「じゃあ約束」
やさしく唇をかさねてくれる。
全部好きなの・・・
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