「いちごー!いっけーーーー!」

麗歌の声でエンジンがかかり走り出す。
1人・・・2人・・
どんどん前の人数が少なくなっていく。
残り1人というところでゴール。

ハァ・・・ハァ・・・
1人抜かせなかった~・・・

「おつかれさん」

頭をポンポンとなでられた。
「な・・つめ・・ハァ・・・
 アイス奢らなきゃね・・・w」
「いいよ。冗談だしw
 5人をごぼう抜きしたから
 俺が奢ってやるよ。
 好きなの頼めよ」
「ホントに??
 やった~♪高いの頼んじゃおw」
「おいおい・・・」

なつめのさりげない優しさに私は心を惹かれたんだ。その優しさはいつまでも変わらないであってほしい・・・