二人が付き合ったことはすぐに学校中に広まった。



「マジありえないんですけどー」
「何であんな女なの~」
「なつめくんは皆のものよねー」


女の子達からの視線は痛いもので・・・


「いちご~!
 おっはよーーーーーーー!」
「あ・・麗歌おはよう」
「やっと想い通じた?
 よかったね!!わ~私まで嬉しい☆」



麗歌は私のことにも関わらず、すっごく喜んでくれた。


「あんまり落ち込まないの!
 私から見たらすっごくお似合いだもん。
 あんなパンダたちほっておきな」
「うん・・・」



私は周りからの目がすごく気になる。
なつめに合ってないんじゃないか・・
横に並んでて変じゃないか・・
もっとかわいくなりたい・・・


毎日不安ばかりだった。