なつめは傘を投げ捨て優しく抱きしめて言ってくれた・・

「ずっと好きだった。
 小さい頃からいちごしか見えてなくて、いつの間にか友達にも嫉妬してて・・・
 気まずくなるのが怖かった。だからずっと言えなかった・・」


私・・もう言っていいの?
ずっと我慢してたこの気持ちをなつめに伝えてもいいの?



「なつめ・・・?」
「ん?」
「私もずっと。。。
 ずっとずっと好きだったんだよ?
 我慢したよ?
 これからもなつめとずっと一緒にいれるの?」


今までみたいに・・・


「当たり前
 いちごがすっげー好き・・・」

「なつめ?お家はいろ?
 なつめ風邪引いちゃうよ」

「うん・・」


二人はビショビショになったお互いを見て苦笑していた