それから約2ヶ月くらいがたった頃

「今日は転校生を紹介する。
 入って来い」

先生の一言で転校生が教室に入ってきた。

「「「ウォーーーー!!」」」

男子が騒ぐのも無理はない。
その転校生は・・・

「はじめまして。
 私は柴倉ななみ(shibakura nanami)といいます。
 こんな時期に転校してきましたが、みんなと仲良くなれるとうれしいです♪」

麗歌よりはキレイと言えないが、とっても美人さん・・・。


「じゃあ柴倉の席は・・・」
「先生」
「なんだ??」
「私はあそこがいいです」

柴倉さんの指差した方向はなつめの隣。
丁度あいている席だった。

「じゃあ中里の隣な。大丈夫か?」

そんな確認してもなつめは優しいから断るわけがないんだ・・・

「はい。空いてますし」

ほら・・・
でもどうして柴倉さんはなつめの隣を選んだのかな?
すごく不安になる。。。

これが魔の転校生の始まりだった。