「ありがとう。
 いつも・・・ありがとう」
「何あらたまってんの?
 当たり前。
 ていうか宇佐美飲みすぎじゃね?」

ちゃんと気づいてたんだ・・・
やっぱり周りが見れてるんだな~・・

「今すぐにでも連れて帰りたいって思った。麗歌はキレイだからいろんな人が狙ってると思うの・・・。だから酔ってる麗歌はもっと心配」
「友達想いだな」
「そんなことないよ・・
 麗歌は親友を超えた心友だから。
 私にとって大切な存在なの」

なつめは黙って頭をなでてくれた。


「帰ろう」

え??
どうして・・・

「いちご・・・帰ろう?
 これ以上いても、あの部屋の中じゃあ耐えられないだろ?
 俺がうまいこと言うから大丈夫」
「でもなつめはもっと居たいでしょ?
 私1人で帰るから大丈夫だよ?汗」
「今日はいちごが行きたいって言うから俺も来たの。
 いちごが帰るなら俺も帰るの」

それって・・・

「私のため??」
「それ以外にないでしょ」

どうしてなつめはこんなにも優しいのだろう。

「ありがとう・・・
 なつめごめんね・・・」
「あやまんなってw帰ろ?」
「うん」

その後なつめがみんなを説得し2人で帰った。