私となつめがカラオケに着いたころにはほとんどの人が揃っていた。
「いちごとなつめ君きた~♪
こっちだよ!早く~」
いつもと様子の違う麗歌。
「いちご?何飲む?」
麗歌の様子に気づいてないなつめが私に声をかけてきた。
「私は・・カルピスでいいよ」
「Ok。じゃあ頼んでくるから」
「ありがとう♪」
なつめが席を立って注文しているうちに麗歌の様子をうかがう。
「あははは!だよね~」
だめだ・・・完全に酔ってる。
何か匂いがこっちまで来て気持ち悪い;
私は席を立ち廊下の階段に腰をおろした。
空気をゆっくり吸って壁に頭をあずける。
ピタ・・・
「冷たい!」