「じゃ!やっぱ俺だねー♪」


それもちょっと・・・


「俺が教えるっていってんだよ!」

斎藤龍が怒ってる・・・

誰か・・・たすけて・・・


「斎藤先輩!!ここにいたんスね!」


先輩・・・?

斎藤先輩って・・・


「高橋・・・」

もしかして斎藤龍の後輩?

助かったかも!?


「先輩!この前延期になった大会もうすぐなんで今日コーチしてください!前約束してましたよね!?」


「は?今日?無理!」


「ちょっと斎藤龍!なんでそんなこというの!?後輩くんがかわいそうじゃない!ごめんね?」


わたしは斎藤龍の代わりに謝った。

すると後輩くんに真っ赤な顔をされた。

「うわぁ・・・山下先輩、生で初めて見た・・・噂より綺麗・・・」


「噂・・・?」


「はい!噂でよく聞きますよ?2年山下先輩はすっごい美人って。」


うわ!誰だよそんな噂流したの~~~

最悪!!!ありえないぃ~~~


「ほら!いったでしょ?永愛の噂があるって。」

亜美ちゃんに肩をポンとたたかれた。


「宮野先輩もいる!宮野先輩の噂もよくお聞きします!」


「ほんと?ありがとう♪」

亜美ちゃんは素直に喜んでるけどわたしは喜べない・・・

だって亜美ちゃんは実際かわいいけどわたしは・・・


「永愛は十分かわいいわよ?ほんと思ってること全部顔にでるのね・・・」


亜美ちゃんに読まれてたよ・・・


「本題に入りますね。斎藤先輩!お願いしますよ~~!」

後輩の高橋くん?だったっけ?高橋君は一生懸命お願いしてる。