「寒い。」

「だからごめんって言ってるじゃん!」

わたしは濡れてることを忘れてた。もちろん斎藤龍に抱きついてたから斎藤龍も濡れていた・・・

「寒いんならブレザーかえすよ。」

「いい。お前も寒いんだから着とけ。」

「けど・・・」

「言いから。着ろ。」

「ありがと・・・」

「それよりさぁ・・・ずっと思ってたんだけどさ。」

「何??」

「透けてるぞ。」

透けてる?何が?けど透けてるって言えば・・・

・・・・・

「キャ―――――――!!!!」

「うるさい。」

眉間にしわを寄せる斎藤龍。けどそんなの今は気にしてられない!!

「なんでもっと早く教えてくれなかったの!?」

「だっていい眺めだったし?」

「変体!!バカ!!」

そう。透けてたのはブラ・・・\\\\
海に入ったんだから透けて当たり前なのに・・・

なんで気づかなかったんだろ・・・

「お前よりはバカじゃない。」

「はい!?わたし学年2位だよ!?」

「俺1位だけど?」

「え!?」

そういえば前にさりげなくいってたような・・・

あっありえない・・・

「わかったらさっさと帰るぞ。ここ寒い。」

「分かった・・・」



そうしてわたし達は帰った。

帰り道、斎藤龍は誰かに電話してた。
誰だろ??



そうして自分の町に帰ってきてなぜか学校に向かってる斎藤龍。

「なんで学校向かってるの?」