いちごみるくちょこ

「えへへ…ありがと斎藤龍。
斎藤龍って優しいね。
大好きっ」


「はぁ!?」


「亜美ちゃんもみーんな優しくって大好き!」


そういって微笑むと斎藤龍は少しため息をついた。


「んだよ…そういうことかよ。」


「え?」


「なんにもねー。
ほら、さみいからさっさと帰るぞ。」


「うんっ」


斎藤龍に駆け寄った。


「寒いねぇ…手が氷みたい。」


そういって手を口ではーっとして温めた。


すると目の前に白がちらついた。


「雪…雪だ!」


「だな。」


「積もるかな!?」


「まぁ無理だろ。」


「えー残念。でも、綺麗…」


空を見上げて雪に見とれた。


手は氷のように冷たいのに手に雪が乗るとすぐ溶けていく。


すごく儚いと思った。


「…だ。」


「え?斎藤龍なんて?」