いちごみるくちょこ

たく…
こいつどうすればいいんだよ…


とりあえず横に座った。


「永愛。」

呼んでも反応なし。
一点を見つめてボーっとしている。

「永愛!!」


次は永愛の顔を両手のひらでつつみこみぐいっとこっちを向かせた。


すると永愛と目があい永愛がニヤーと笑った。


「さっいとーりゅ―♪♪♪」


ガバッと俺に抱きついてきた。


「!!?」


「♪」


しばらく俺の胸に顔をスリスリとさすりつけてからガバッと離れた。


そしてフニャーと笑う。


ヤバい……
可愛すぎる……


それよりこの真面目な永愛が自分から酒を飲むはずがない。
体のこともあるのに。


周りを見渡すとみんなやはりテンションが高いか寝てるかで誰も俺達の事などみていない。



いや、一人だけじっと見ている奴が居た。