いちごみるくちょこ

~龍目線~


風が冷たくて気持ちいい。
暗くて落ち着く。
こういうところが一番落ち着く。


結局ブラブラしてきた場所は二つある校舎の渡り廊下。


窓をあけて風にあたりながら打ち上げでなぜかテーブルの上においてあった缶チューを飲む。


二千円も払ったんだから一本ぐらいペチってきて大丈夫だろ。


てかほんとにこれアルコールはいってんのかよ。


あめーしただのジュースみてー。


窓からまだ中身の少しはいった缶を投げた。


…横に永愛がいたらうるせーだろーな。


「もどるか…」


そろそろ。
宮野もうるさいだろうし。


そう思いながら真っ暗な廊下を歩き始めた。











教室の前まできた。


うるさい。

やたらとうるさい。

みんな酒飲んでるな。