いちごみるくちょこ

みんな飲んでるって…

ここ学校なのに!


そういえばみんなすごいテンションが高い。


そして椎香ちゃんがいつのまにかソファーで寝てしまっていた。


小さく丸まってスースー寝る椎香ちゃんはすごい可愛くて女の子も男の子も釘付けだった。


「おい…畑中って…」


「こんなに可愛かったか…?」


「俺は前から狙ってたぞ。」


「てかまじ可愛いじゃん。小動物系??」


男子達の話し声。


たしかにすごい可愛いよねー。



なんか顔が熱い…。

次に頭がクラッとした。


あれ……
なにこれ……


手で顔を包み込む。

熱い…


飲み物…


自分のグラスに手を伸ばしたけどもう中身をなくて底に一滴あるかないかぐらいだった。


そこでまた頭がクラクラしてきた。


なんだろこの感覚…

冷たいグラスを頬につけて顔を冷やした。


そのときハッとしてグラスをパッと離した。


シュワシュワしてほろ苦い飲み物…


もしかして…
わたしが飲んでたこれって…?


お酒……?


そのとき体全体がクラッとして意識が途切れた…。