いちごみるくちょこ

斎藤龍はあっそと小さな声でいい自分のグラスの飲み物を飲み干した。


「ダリーからうろついてくる。」


「え!!いっちゃうの?」

わたしすごい暇じゃん…


「…永愛もくる?
夜のがっこー。」

ニヤリと笑って言う斎藤龍。


夜の学校って……!
夜の学校って!!!

「いい!行かない!」


怖いじゃん!!


「あそ。
じゃーな。」


そういって教室をでていってしまった。

もー!!
せっかくの打ち上げ会なのに…



「あれー?斉藤君いっちゃったよ。
せっかくの目の保養がぁ―…」


「ほんとほんと―。
あんまり学校でも姿見ないから貴重だったのに。」


同じテーブルの五組の女の子が斎藤龍のことを話している。


ふーん…
そりゃモテるよね。
一応カッコいいし…