★恋と王子と超能力!★

その頃、凛達ーーー

そのとき凛と琥太郎は、ドッペルゲンガーが出たので一緒に行動していた。

「源様は、好きな人とかいるんですか?」

「う、うん…」

2人は、そんなたわいもない話をしていた。

すると、

「源君!凛!!大丈夫!?」

西校舎の裏口の方から、息を切らしている真帆がやって来た。

「ま、真帆ちゃん!ドッペルゲンガーは!?」

「こっちの方に走ってきたんだけど、知らない?」

「ううん、見てないよ」

「私もですわ!」



















「へぇ…見てないんだ」

真帆の声が突然低くなり、顔が歪んだ。

「お前!!……ぐっ!!」

ダアアァン!!

琥太郎はあいての攻撃で後方に飛ばされた。

はっ!と前を見ると、やつの姿は無かった。





が、その場所には凛が血を流して倒れていた。