「待たなくてもいいよ。私はもう走れるもの。どこに言ったって着いていく。追いかけていくから!!」 俺は涙が溢れ出ていた。 どうしてあの記憶を無くしてしまったんだろう、、、。 俺は指輪を受け取り美幸の指にはめた。 指輪は夕陽でキラキラ輝いていた。