そこには、男の人らしい字で 『三橋叶多より』と書かれていた。 「三橋くん、結構モテるよー。優しいし。付き合っちゃえば?」 あはは、と笑いながらナミちゃんは言った。 そんな………。 「無理だよ…。あたし、三橋くんのこと全然知らないし…話したこともないのに……うっ…」