中学からずっとさくらだけが好きで…今すぐ忘れるなんて俺には無理だ…。 でも、さくらと付き合いたいとか考えていない。 けど、まだ忘れられないんだまだ…。 すると、柳川さんは俯いて口を開いた。 「……そうですか。聞いてくれて…ありがとうございました…」 「………」 うっすら涙を浮かべて俺の前を去っていく柳川さんを、俺は黙って見つめた。 さくらのこと、諦めなきゃなのにな…。