「いいじゃん!最近翼、全然遊んでくれないんだし!」


綾女が俺の腕をつかんだ。


「……日向、俺午後サボるわ」


「あ、ああ…」


俺は不機嫌になりながらも、サボるために席を立った。



日向が……なにかを企んでいるかも知らずに。