「あ、そ。別にどうだっていい」 そう言う俺を日向はポカーンとした顔で見てきた。 「お前っ……マジでヤバくね?本当に翼?」 そう言う日向の頭を殴ってやった。 「いってー!殴んなよ!だってしょうがねぇじゃん、今までの翼見てるとさ!」 「昔は昔。今は今なんだよ」 今の俺にはさくらしか見えていない。 「でもお前我慢できんの?さくらちゃん目の前にして」