電話を切ってからは
幸せを噛み締めながら
1人でニヤニヤして
ベッドの上で目を閉じた。

そこで、ふとある事に
気がついた。

「有花になんにも報告
してないや…!笑」

有花は中学の時からの
親友で、他の人には言えない
ようなことも彼女にだけは
相談していた…。

もちろん、妊娠のことも。

「もう寝てるかもだし
明日言えばいっか…!」

有花にどんな風に報告するか
考えていたら、いつのまにか
意識を手放していた。